玄米コーヒーについて

玄米だけを黒く炒り上げ、粉末状または粗挽きにして飲む、コーヒー風の飲み物『玄米コーヒー』。

玄米は硬く、火が入りにくいので、「炒り」~「焙煎」~「焼き」の工程をおよそ8時間から12時間かけて製造します。
焦がさないようじっくり丁寧に作ることがポイントで、旨みや調和のとれた苦みを引き出し、栄養分をグッと閉じ込めます。

さらに、長時間の焙煎を施すことで、食物繊維とポリフェノールが大幅に増えることが最大の特徴です。
焙煎工房MATSUOで製造する玄米コーヒーの中で、最も焙煎の深いもの(コーヒーならフルシティーロースト)は、食物繊維が16g/100gあり、玄米の3g/100gと比べると5.3倍。健康に効果が高いといわれる水溶性食物繊維は9.7g/100gで、玄米の0.7g/100gと比べて、なんと13.9倍にもなります。
因みにレタスの水溶性食物繊維が0.1g/100gであることを考えると、玄米コーヒーの水溶性食物繊維がいかに多いかがわかります。

また、玄米にはポリフェノールがほとんど測定されませんが、玄米コーヒーは1130mg/100g測定されています。
一般的に、チョコレートのポリフェノールは850mg/100g、赤ワインは250~450mg/100ml、ほうれん草は105mg/100gです。

このように、焙煎工房MATSUOの玄米コーヒーは、高ポリフェノール・高食物繊維食品であると言えます。

玄米コーヒーとコーヒーの違い

レギュラーコーヒーは、ドリップかサイホンなどでコーヒー豆から直接抽出します。インスタントコーヒーの場合は、フリーズドライしたコーヒー豆が使用されています。

それに対して玄米コーヒーは、原料の玄米だけを長時間かけ焙煎してでき上がります。
玄米コーヒー顆粒タイプの場合は、焙煎した玄米を丸ごと顆粒にしているので、玄米を丸ごと摂取できる「飲む玄米」とも言えるでしょう。

ハーブティーなどと違って、香ばしさ・うま味・程よい苦み・コク・飲みごたえを兼ね備えているところが、選ばれている理由のひとつです。
玄米100%なので、もちろんカフェインレス。
刺激物が苦手な方や、妊婦さんのようにカフェインを飲むことができない方に特におすすめです。
夜の眠る前にコーヒーが飲みたくなった時にもこの玄米コーヒーは喜ばれています。

玄米コーヒーは、コーヒーと同じような淹れ方やアレンジをして飲み物として楽しめるほかに、お料理やお菓子作りなどに添加することも可能です。
パンやケーキの生地、アイスや製麺に、2~3%添加するだけで、ブラウン色の香ばしい旨みのあるオリジナリティあふれるスイーツや麺ができあがります。
パン屋さんやケーキ屋さん、ジェラート屋さんなどで使っていただき、健康志向の商品作りが可能となり評価をいただいております。

焙煎の深さによる3種類のタイプ

焙煎工房MATSUOでは、オリジナル商品化に向けた委託加工を積極的におこなっています。
玄米コーヒーは、焙煎の深さにより3種類のタイプに分けられます。
予算や納期によってお選びいただけます。

ブラウンタイプ
 (8時間程度の焙煎)

マイルドで、旨みがしっかりあるもの。一般の玄米コーヒーに適用されるタイプです。さらに、顆粒とパウダーの2種類の加工があります。

ハイブラウンタイプ
 (10時間程度の焙煎)

ブラウンとブラックの中間品で、主に粗挽き用(ティーバッグも可)となります。

ブラックタイプ
 (12時間程度の焙煎)

一番深い焙煎で、独特の香りとコクが引き立ちます。食物繊維やポリフェノールなどの機能性成分が最も多く含まれるタイプです。加工は、顆粒とパウダーの2種類。顆粒はスティックにすることも可能です。

製品分類表

製品名 パウダータイプ 顆粒タイプ 粗挽きタイプ ティーバックタイプ 焙煎の深さ
ブラック
(玄米コーヒーブラックパウダー)

(玄米コーヒーブラック顆粒)

極深
(12時間)

ハイブラウン


(ドリップタイプ)

(ティーバック)

(10時間)
ブラウン
(食材用)

(玄米コーヒーブラウン顆粒)

(お茶タイプ)

 


(8時間)

納期について

一般の玄米コーヒーに適用されるブラウンタイプのパウダーは、低価格・短納期で製造いたします。
製造にお時間をいただきますが、溶けやすい顆粒タイプや、高品質のブラックタイプも人気です。

ブラウンタイプ
(8時間程度の焙煎)

パウダーの場合:およそ2週間
顆粒の場合:1か月半から2ヶ月

ハイブラウンタイプ
(10時間程度の焙煎)

粗挽き:およそ10日間
ティーバッグ:プラス2週間

ブラックタイプ
(12時間程度の焙煎)

パウダーの場合:およそ2週間
顆粒の場合:1か月半から2ヶ月
スティック:顆粒のプラス2週間

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